運営方針・理念

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社会福祉法人 鈴鹿聖十字会の運営方針

社会福祉法人 鈴鹿聖十字会の運営方針

生命の源である神の愛が苦しむその人の上に注がれている人はこの真実な愛の下で苦痛から開放され自らを生きるこの神の愛を体現する組織体として鈴鹿聖十字会は運営される社会福祉法人「鈴鹿聖十字会」は、キリストの愛と奉仕のみ業に従い、医療・福祉サービスを必要とするひとが、心身ともに健やかにその日常生活を維持されることを願っています。また、だれでもが、社会、経済、文化その他のあらゆる分野の活動に参加する機会を見いだすために、その環境、年齢および心身の状況等に応じて、必要な医療・福祉サービスを利用できる体制を総合的に整え、常に人間性に満ちたサービスを実施することを目的として、医療・福祉サービス事業を行います。

施設サービス実績のプロセス

利用者にとって最も有利なサービスを提供すること

チーム・
プラクティスの実施
利用者、施設居住者を12~13名のグループに分け、職員(相談員、看護婦、ケアワーカー)6~7名のチームでサービスを担当する。可能な限り小さな単位で取り組むことにより、利用者一人ひとりの心身の状況、個別のニーズをより的確に把握し、それに伴う固有の問題領域の設定に努め、適切なサービスの提供を図る。
 
全スタッフによる
サービス計画の策定
チーム・スタッフ全員が、グループ内の利用者の個別のサービス計画の策定にかかわる。そこでは、一般的な課題分析の手法もさることながら、われわれ独自の問題領域把握の方法を確立して、より誠実なサービス内容の確定また必要な長期目標の設定ならびに短期目標の明確化に努める。とりわけ、サービス内容の確定方法に重点を置いて、 担当者が実施しようとするサービス内容を事前に文章化し、チーム・スタッフ間において確認・評価した上でそれぞれのサービスを実施するように心掛ける。
 
サービス実践過程での
評価とフィード
ホワード機能の確立
サービス実践過程で利用者のニーズが変化したり、サービス内容が実状にそぐわない状態が生じた場合、 その状況を的確に把握し利用者のニーズに合った行動が確保できるように、 サービス提供者の判断力・決断能力(フィードホワード機能)を支援できる体制を整える。
 
サービス実践の総合的な
マネジメントの確立
これらのサービス実践過程を総合的にマネジメントしてゆき、 関係職員の業務を適切に助言指導していける、「主任マネジャー」の養成が喫緊の課題となるだろう。われわれは積極的にこの課題と取り組んでいる。
 
情報・コンピュータ
領域のマネジメントの
確立
多様化し非常に複雑になっていくサービス・ニーズへの対応、またそれらに対して合理的で効率的なサービス実践機能を確保し、状況を総合的にコントロールしていくためには、 今後人工頭脳学的発想に基づくコンピュータ機能の活用に頼らざるをえない。また、多様な情報を的確に把握し、複雑な課題により迅速に対応していくためには、 インターネット等の利用が不可欠となるはずである。

今後の居宅介護・支援サービス実績への対応

保健・福祉・医療総合相談・支援センター設立の提唱

介護保険法、社会福祉法等の新しい取り組みを視野に置くとき、高齢者、障害者、精神障害者、障害児などのそれぞれ法体制ごとの「居宅相談・支援センター」をばらばらに設置するのではなく、統合化した「保健・福祉・医療総合相談・支援センター」を設立する必要がある。つまり、限られた専門領域の数名の相談員だけで対処するのではなく、各種専門分野の専門職を総合的に組み込んで、医師や専門職者ら10数名からなるチーム・スタッフを構成し、チーム実践に基づく科学的で合理的な「相談・支援機能」を確保すべきである。

今後の居宅介護・支援サービス実績への対応

居宅介護サービスにおいてもチーム・プラクティスが望ましい

チーム・スタッフ全員が、グループ内の利現在のところでは施設サービスもそうであるが、居宅サービスにおいても総合的な計画性に基づいたサービス実践はあまり見受けられない。つまり、数名のヘルパーたちがそれぞればらばらに訪問して、彼らの経験に従ったサービスを実施している。ケアプランに基づいて週間スケジュールは確認しているが、それぞれが実施するサービスの細かい内容については、それらを事前に協議し評価する形は整っていない。
また今後は、そこで実施するサービス内容が、要介護度に基づいて異なったサービスを求められるとき、それらの変化に伴うサービス実践のあり方を的確に管理し、チーム関係者全員による協議、評価のうえで実施する必要がある。とりわけ、サービス利用者のニーズの状況を総合的に把握すること、そして、それに対して必要なサービス担当者を適切に配置し、状況に的確に対処していくためには、チーム実践を全体的に管理し指導助言する管理者、ならびに適当な数と資質を伴う実践担当者チームが組織され、適切に機能していなければならない。

障害者ケア・マネジメントの構築

障害者福祉施策を支える基本理念

障害者福祉施策の理念、またはそこで実施するマネジメントの根底には、常に障害者の権利と人権に対する最善の配慮とその維持に伴う最大の努力が図られなければならない。そこでの目標は、障害者自身が自らの人生を変えていくことを支援することにある。
そのために必要な実践的課題として、左記のことが挙げられます。

リハビリテーション 可能性・人間性の回復、ノーマライゼーション 人権・自然権の保証、QOLの向上 生活の質・人生の質、機会均等化 社会構成員としての権利の確保、完全参加と平等 社会生活の享受

障害者ケア・マネジメント推進の要点

01.
利用者が自分で問題解決を図る能力を付けるように支援していく。(エンパワーメント)
02.
利用者の人間的自立のあり方を確保し、自己決定、社会リハビリテーションを確立する。
03.
意思表示が困難な人を含むすべての障害者の権利擁護を目指す。(アドボカシー)
障害者ケア・マネジメントの目標ケアの目標を決定するのは障害者自身である。

障害者ケア・マネジメントの進め方

01.
そのひとが何を望んでいるかを的確にとらえ、その実現のためにマネジメントする。
02.
常に本人の意思を確認し、本人に焦点を当てるべきである。(家族の意向にとらわれない)
03.
設は利用者に対しすべての情報を流し、障害者が自己決定しやすいようにする。
04.
障害者は周囲の支援なしには自立できないので、長期的な目標を重視すべきである。
05.
アセスメントにおいては、生活ニーズ(生活の維持への困難性)に重点を置くべきである。
06.
いかなる社会資源が活用できるかを重要視しそれらを組み合わせてサービスの多様化を図る。
07.
障害者ケア・マネジメントにおいては、コンピュータによるアセスメントは不適切。
08.
実際に提供するサービス内容が、利用者の意思にそぐわなかったり、本人のニーズが変わったときは
(フィード・バック)、速やかに訂正し望ましい内容に替えて実施(フィード・ホワード)する。
09.
今後は障害者の高齢化状況等をも勘案して、高齢者福祉との総合的な組み合わせを考えていくことが望ましい。

障害者のケア・マネジメントと人権

01.
障害者の人権・権利の擁護とケア・マネジメントは表裏一体である。
02.
障害者ケア・マネジメントの基本的な目標は、障害者が自らの権利として望ましく生きていこうとすることを支援することである。
03.
障害者ケア・マネジメントは、ソーシャル・サービス・マネジメントではなく、個別者の人格性に焦点を当てたヒュー マン・サービス・マネジメントでなければならない。
04.
障害者ひとりひとりが、そのひとなりの社会生活を維持していくことができるように、人間的、社会的に支援するのが、障害者ケア・マネジメントの実践である。
05.
障害のために制約されている人間生活を支援(マネジメント)することは、自然権保証の実践である。

アートとしてのソーシャル・ワークを確立

ソーシャル・ワークは、サイエンスでなくアートである。

社会学のソーシャル・ワークに対する関係を説明して、 それは「科学のアートに対する関係である。」としているのは、R.M.マッキーヴァー(1931)である。今日ではソーシャル・ワークを社会科学の領域にあるものとして、 専ら科学的な視野から取り組もうとする傾向が顕著にうかがわれる。
ソーシャル・ワークは、社会学に助力を求めなければならないけど、それに埋没してはならない。 そのことをマッキーヴァーは、「アートは、特定の状況への科学の適用以上のものであり、またそれとは少し異なったものだからである。この相違は、ことに重要である。それはただ単にアートが幾つかの、そして多分多くの科学から素材を引き出さねばならないことだけではない。その機能、動機、目標が異なっているのである。アートはそれが扱う素材を操作し、統制し、変化させるが、科学はそれを理解しようとだけ努める。アートは個別化し、科学は一般化する。彫刻された石であろうが人間の風変わりな行為であろうが、アートは実際の具現化の中に生きづいている。科学は、具体的世界を照らしているものを発見する抽象的関係の中に生きている。」と指摘している。
要するに、アートはその関係性自体の変遷の根拠と可能性の源泉を持っているのである。
しかし、アートは科学の援助がなければ経験主義の中に埋没し、目的への手段と、目標に到達するために乗り越えなければならない困難を明らかにすることはできない。つまり、そのことをマッキーヴァーは、「社会科学はこれらの目標を明確化する助けとなる。それはわれわれの理想が、事実を歪曲するのを予防することを可能ならしめるからである。 科学によって鍛錬されていない理想ほど、無節操なものはない。」という。アートが、より一層その価値を実現するためには、社会科学によって助けられなければならないのである。

アートとしてのソーシャル・ワークを確立

ソーシャル・ワーク実践は、ヒーリング(癒し)・アートと同じ領域の働きである。

ヒューマン・サービスが実践されるところでは、常に利用者の心の癒しが伴わなければならない。そこではサービスが、アートとしてその人の心に息づき、やすらぎを生み出し、利用者自身の自らを変革するエネルギーとなって機能することが期待されている。したがって、ソーシャル・ワーク実践においては、そのすべての過程が、 利用者個人の心の動きと無関係に維持されてはならないことを銘記すべきである。

アートとしてのソーシャル・ワークを確立

アートをマネジメントする能力の確保

アートは、社会科学によってこそその本来の目的を確認できるという事実を踏まえて、今後は、アートとマネジメントの統合化を目指すべきであろう。いわゆる、サービス・マネジメントは、アートとして本格的に機能していくためのマネジメントとなることを目標として、個別者のニーズに的確に近づくことを求められている。言いかえれば、そこでは社会科学的視野にとどまったマネジメントを超えることが必要となるのである。つまり、いかに人間性に満ちた個別的で総合的なマネジメント技術を構築するかということが喫緊の課題となるはずである。さらには、それらのマネジメント技術を習得し、実践力として役立てうる専門織ケア・マネジャーの養成が待たれるであろう。


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